冷蔵庫の秘密!子どもでもわかる解説!
冷蔵庫の話をするまえに、まず注射(ちゅうしゃ)をされるときのことを思い出してください。
注射をするとき、医者や看護婦(かんごふ)さんは、わたしたちの肌(はだ)をアルコールでふいて消毒(しょうどく)をします。そのとき、すうっと肌がつめたく感じるはずです。これは、アルコールが蒸発するときに、肌から熱をうばうからなのです。
冷蔵庫がひえるのは、このような性質を利用しています。ただしこれまでの冷蔵庫は、アルコールではなくフロンガスを使ってきました。今、地球のオゾン層をこわすとして大きな環境問題になっている、あのフロンガスです。
フロンというのはとても便利なもので、液体から気体にすぐに変化し、また気体から液体にもかんたんに変化することができます。
このフロンが、冷蔵庫の中と外のパイプの中を回っています。冷蔵庫の中のひやさなければならないところでは、液体のフロンを蒸発させて熱をうばい、また、蒸発した気体のフロンが冷蔵庫の外にきたときには、今度はこれを液体にかえてるのです。そうすると、冷蔵庫の中からうばわれた熱が、パイプのまわりの空気ににげていきます。このようにして、フロンが冷蔵庫の中の熱を冷蔵庫の外に運び出しているのです。こうして冷蔵庫の中の空気はひやされています。
肌をふくとき蒸発したアルコールを、またつかまえて液体にして、それでまた肌をふく……というようなことを、冷蔵庫はパイプの中で自動的にくりかえし行っていると考えればいいのです。
現在は、フロンではなく アンモニアガス が使われているようです。
ペルチェ式冷蔵庫・吸収式冷蔵庫などがあります。
設置後は、半日電源を入れないでくださいね!
冷蔵庫の購入7つのポイント(参考までに・・・)
1:まずは、サイズ感を決める
冷蔵庫を買い替えるにあたり、まず重要なのはサイズ決めです。
これまで使ってきたのは、600(幅)×680(奥行)mmの400Lモデル。
それほどキッチンが広いわけでもないので、今と外寸が大きく変わらない450~470Lクラスで探すことに。
2:冷蔵室・冷凍室・野菜室のバランスをチェック!
サイズ感が決まったら、いよいよ各社冷蔵庫の冷凍室や冷蔵室を見ていきましょう。広い冷凍室といえば、パナソニックの「ワンダフルオープン」です。冷蔵庫を冷やすためのコンプレッサーの位置を、最下段から最上段に移動しているのがポイント。引き出すレールをケースの下に配置するなどしてデッドスペースを削減し、食品収納スペースを拡大しています。
これは野菜室も同じで、たとえば470Lモデルで三菱電機の冷蔵庫と容量を比較した場合、三菱電機の冷蔵庫は「冷凍室が53L(食品収納スペース、以下同)・野菜室が60L」なのに対し、パナソニックのほうは「冷凍室が64L・野菜室が77L」と、ともに10L以上の差があります。
また、ワンダフルオープンの名前の通り、パナソニックの冷蔵庫は冷凍室と野菜室をめいっぱい引き出せるので、奥の奥まで目が行き届き、食品の使い忘れや二重買いが防げそう。シャープの「メガフリーザー」も86Lと広くて魅力的ですが、こちらはその分、野菜室が49Lと小さくなってしまいます。冷凍室と野菜室の広さのバランスは、パナソニックが1番イイ感じです。
3:鮮度保持性能に注目!
野菜の使用量が増えたことで、鮮度保持も大きなポイントです。実は現在、メーカー各社が開発を競い合っているのがこの野菜室。そのため、どの製品を見ても魅力的な性能が並びます。
まずは東芝。そう、野菜室と言えば東芝でしょう。野菜室に力を入れすぎて「VEGETA(ベジータ)」というブランドを作り、世界的人気アニメ「ドラゴンボール」ともコラボしてしまうほどの突き抜けっぷりです。ドラゴンボールが好きな筆者はそれだけで買ってしまいそうになりましたが、機能・性能もちゃんと検証しなければいけませんね。
冷蔵庫の中はとかく乾燥しがちですが、東芝「VEGETA」は空気中から集めた水分を野菜室に送り込み、野菜にうるおいを与えることで鮮度を保つ「ミストチャージユニット」を搭載しました。冷蔵庫の中で野菜が乾いてシナシナになるという事態が防げるのです。これはかなりグッときます。同様の仕組みを冷蔵室とチルドルームにも採用しているので、ハムや刺身などもみずみずしく保つことができます。
日立は「プラチナ触媒」で野菜を眠らせるようにして栄養素と水分を閉じ込め、パナソニックは「モイスチャーコントロールフィルター」で湿度をコントロール、シャープは低温・高湿な密閉構造の「雪下シャキット野菜室」で鮮度保持と甘味成分をアップ、三菱電機は3色LEDライトによりビタミンCや糖量がアップする「朝どれ野菜室」を搭載……というように、各社さまざまな工夫をしています。
密閉構造で野菜に冷気を直接あてず乾燥を防ぐのは、もはや当たり前。“保存して栄養素アップ”が時流なのですが、やはりこの辺の魅力度では東芝のVEGETAが一歩抜きんでている印象です。
日立の「真空チルド」は、チルドルームの中に大気圧より低い0.8気圧の密閉空間を作り、低酸素により刺身などの生鮮食品の酸化を抑えておいしく保存します。ハムやチーズなどをラップなしで入れておいても、乾燥しません。
ハムやチーズは気づくとカラッカラに乾燥して食べられなくなることが多々あるので、わが家ではジップロックに入れてチルドルームで保存していますが、この面倒な手間がなくなるのはかなり魅力的。さらに真空状態では浸透力もアップするので、日立の真空チルドを使うと、マグロの漬けや鶏肉の下味漬けなどの浸透時間を短縮できるメリットもあります。
4:使いやすさも大事!
使いやすさの面で惹かれるのは、やはりシャープの冷蔵庫の“ドアの工夫”です。左右どちらからでも開くことができるシャープの“どっちもドア”冷蔵庫
キッチンの入り口に冷蔵庫を設置していると、調理中はシンク側から、ちょっと飲み物をというときはリビング側からドアが開けられるというのは、動線の短縮になって結構便利。
また、“どっちもドア”は4隅ががっちりホールドされているので、ちょっとやそっとの地震ではドアが開くことはありません。安全性が高いのも魅力的です。
5:家族の意見は尊重すべし!
さて、こうしてスペック・機能を見比べてみても、魅力的な機能ばかりで一向に決まりません。
そんなわけで、最終的なジャッジは家族のひとことでした。「切れちゃう瞬冷凍っていいな」。
そう、三菱電機の冷蔵庫に搭載される「切れちゃう瞬冷凍」は、肉などの食材を約-7℃で凍らせる冷凍機能で、食材を解凍せずにそのまま包丁でサクッと切ることができます。
同じ肉を買うなら特売日にまとめて購入したほうがお得ですが、いちいち小分け冷凍したり、その都度解凍したりという手間も面倒です。切れちゃう瞬冷凍があれば、この手間が不要! ちなみに冷凍した薄切り肉も、使う分だけペリペリはがして調理できます。
また、「氷点下ストッカーD」も後押しになりました。チルド室よりも低い約0~-3℃で、凍らせずに保存する肉・魚専用スペースで、チルド室よりも食材が長持ちするとされています。今週中に食べるつもりの肉と魚を買ってきて、何も考えずにひとまず氷点下ストッカーDへ突っ込んでおけばOKというのは楽チン。それに野菜室には三色LEDを使った「ビタミンCアップ機能」があるし……もうこれで決定です!
6:冷蔵庫は奥行きより“高さ”を取ったほうが賢い!?
ついに購入する冷蔵庫のメーカーまで絞ることができました。最後にサイズを確認しましょう。三菱電機の470L冷蔵庫には、高さが異なる2種類のモデルがあるのです。
【1】高さが1,696mmと低く最上段のトレーにも手が届きやすい。しかし奥行きが699mmと深くなるモデル
【2】高さは1,821mmと高いけど、奥行きは650mmと今のより30mm引っ込むモデル
後者の背が高いモデルを選びました。理由は、「最上段はカレールーなど頻繁には使わないものを入れて、それを覚えておけば死蔵はない。でも、奥行きが深くなるとすべてのスペースで奥のほうが見づらくなり、無駄な死蔵が増える」。なるほど、賢い。
最近の冷蔵庫は背面を壁にピッタリくっつけられるようになった代わりに、側面と天面には空間が必要です。
これは、運転時の熱を外部に放熱するパイプが内蔵されているため。これをふさいでしまうと冷却効率が著しく下がり、熱がこもることで故障の原因にもなりかねません。このため、冷蔵庫の上は物を置くことができないデッドスペースとなり、背の低い冷蔵庫にすればその無駄な空間がさらに広がってしまうというわけなのです。
7:タイミングを見計らってお得に購入
家電製品の買い替えは、タイミングをうまくつかめばプレミアムモデルでも超お得に買うことができます。壊れてからでは、自分が必要な機能・性能をじっくり吟味する時間も、安く購入するタイミングを見計らうこともできません。まさに、転ばぬ先の杖ならぬ、壊れる前の家電の買い替えです。
イチオシ商品!
シャープ冷蔵庫 SJ−GW35C-W メーカーページ
美品!2017年式でどっちもドア!+プラザズマクラスター搭載!
半額以下で買えるオススメ商品ですよ。 74900円+税
是非、ご来店してご確認ください。